2019年8月21日水曜日

『カラマーゾフの兄弟』を自分用に修正する

『カラマーゾフの兄弟』亀山郁夫訳、読みながら赤ペン入れていきましたので、それをブログとして記録しておこうかなと思いまして。それでこのブログを始めました。

検索して、誤訳だとか言われている部分とか、自分で読んでいて、これはこうしたほうがいいんじゃないの的な部分とか(そんなにないけど)、そういう私の個人的な修正箇所をリストアップしていこうと思っているのです。

修正は、他の方の先行訳を参考にしたりしています。
第一巻に関しては、ほぼすべて、以下を参考にしてます。
点検 新訳『カラマーゾフの兄弟』第1巻 
亀山訳「検証」
上記の修正箇所については、素直に受け入れてだいたい修正してあると思います。

二巻以降は、私個人の意見としての修正になります。

私が持っている光文社『カラマーゾフの兄弟』の版は、以下の通りです。
第1巻 2007年 8月20日 第12刷
第2巻 2007年 8月15日 第7刷
第3巻 2007年 8月15日 第6刷
第4巻 2007年 7月20日 初版第1刷
第5巻 2007年 8月5日 第3刷

こうしてみると、第1巻がいちばん売れていて、徐々に部数は減っているという感じなんですかね。第5巻は、ほとんど読むところがなくて、騙されたような気分でした。もっとちゃんと確かめて買うべきだった。

でも、誤解してほしくないのは、こういう修正リストをアップするからといって、亀山郁夫さんの訳がきらいなわけではないのです。というか、他の先行訳よりすきなぐらいです。ただときどき意味不明の文章が出てきたり、文と文のつながりが変だったりするのが残念なのです。
これからもこの訳で『カラマーゾフの兄弟』を何度も読もうと思っているので、そのときのために赤ペンを入れたというわけです。

それでは早速、「著者より」から始めてみますね。

第1巻10ページ
昨今の混乱をきわめる時代 (修正)全体にわたる混沌のなかで

第1巻11ページ
おまけに、肝心なのはふたつ目のほうときている。 (削除)

第1巻13ページ
読者のみなさんはこれから先、第二(修正)の話を読みはじめる価値がはたしてあるかどうか自分で決めることになる。

第1巻13ページ
最初の短い(削除)話の二ページ目で本をなげだし、二度と開かなくたってかまわない。


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